塾や家庭教師に限らず、教師や親も含めて本人以外の他人が決して教えられないことが勉強にはあります。

しかし実はそれが中学生の勉強において成績アップするには最も重要だから困るのです。

勉強がわからない

決して教えられないこととは?

それでは「決して教えられないこと」とはいったい何なのか?

それは次の3つです。

 

  • 記憶力
  • 計算力
  • 読解力

 

これらはスポーツで言えば基礎体力や筋力にあたるもので、これらの力が無くては勉強ができるようにはならないのですが、残念ながら教えることで身につく力ではありません。

もちろん、これらの力だけに頼った勉強はダメです。

もちろん、これらの力を身につけるために効率の良い方法を教えることは可能です。

 

たとえるならば、柔道で筋力だけに頼って勝とうとしても限界がありますが、ある程度は勝ててしまいますし、筋力がまったく無くては技も使えません。

それと同様に、たとえば記憶力だけ並外れた力を持っていれば、数学も含めて全ての教科で勉強は良い成績を取ることも可能ではありますが、それは力任せに柔道をやるのと同じで限界がありますし、本来必要とする学力も身につきません。

しかし、記憶力がまったく乏しい状態では覚えるべきことが覚えられませんから勉強が嫌いになります。

計算力が無ければ、それだけ計算が苦痛になりますから数学が嫌いになりかねません。

読解力は国語だけでなくすべての教科に影響を与える重要な力ですが、これも教えて身につくものではありません。

勉強はつまらない

だから「勉強はつまらない」という結論になる

しかし、これら3つの力を身につけるのはハッキリ言って退屈でつまらないものです。

だからこそ、この3つが身についていないお子様にとっては勉強はつまらないものになってしまうのです。

 

だって、勉強は覚えなきゃいけないのに面白くないし。

だって、計算苦手なのにまずは計算させられるし。

だって、文章を読むの嫌いなのに教科書を読まされるし。

 

と言うわけです。

もっともこれは極論ですが、勉強ができる子とできない子の差はこの3つの力を基礎体力のように持っているかどうかで決まると言っても良いくらいに1つの重要なファクターです。

だからこそ「やる気」が重要になってくる

上記の3つの力が身につくまでは勉強は実につまらないものになってしまいます。

そして、これらの力は人に教えてもらって身につくものではありません。

 

だからこそ、お子様本人の「やる気」が重要なのです。

 

が、・・・・・・この先は言うまでもないですね。

やる気が引き出せれば苦労はないわけですよ。

 

そこでこのブログでは勉強法はもちろんのこと、中学生の勉強にたいするやる気を引き出す方法について特に詳細に具体的にお伝えしていきます。

今回の話は勉強についての一つの側面に過ぎません。

別の見方もできますし、それにたいしての対処法も違ってきます。

 

しかし、まずは上記の3つの力が身についていない場合は、塾も家庭教師も何も役には立ちません。

それだけはわかっておいたほうが良いでしょう。

 

やる気に勝る勉強法無し

 

と言う方もいますが、確かに正論ですし、一理あると思います。

もちろん、やる気だけでは勉強ができるようになりませんが(正確に言えば限界が来る可能性が高いですが)、まずは「やる気」を引き出すにはどうしたら良いのか、追ってお伝えしていきますので、順にご理解下さい。