当たり前のことですが、中学校は(小学校や高校などもそうですが)勉強を教える場所ですよね。

確かに、勉強を教えるとともに広い意味での教育として勉強だけに留まらない様々な能力や感性、社会性なども子供たちが身につけることができれば理想的でしょうがまずは勉強を教えることができなければ中学校としての存在意義はないのではないでしょうか。

 

しかし、残念ながら現状では事実として教え方の上手い下手は教師によって個人差があります。

それはそれで人が行うものなので仕方がないわけですが、なぜそこを変えようとしないのでしょうね。

中学校は勉強を教える場所

それならば、今ほどインフラが整っていながらなぜ映像授業を導入しないのでしょうね。

映像授業のすすめ

テレビで活躍する塾講師の林修先生は映像授業を行っている塾の講師ですよね。

ですので、実際に対面で授業をしなくても映像授業であっても成果は出ることはある程度証明されているとも言えるわけです。

 

もちろん勉強をすることに目的がある大学受験を目指す高校生と小中学生では違うことは理解しています。

 

ですが、極論すれば各教科を教えるのは日本で誰か一人だけ教え方の上手い人を選んでその人の1年分の授業を録画して、授業ではテレビなどでその映像を放映するだけにして、中学生はその映像で授業を受け、そして各教室では学生アルバイトが生徒たちがちゃんと映像を見て授業を受けているかを監視するだけだったとしても、中学生全体の勉強の成績は上がるように思います。

 

当然、単純に上記のようにするだけでは仮に成績が上がったとしてもいろいろな今までになかった問題が発生することもわかります。

 

ですが、主目的である勉強を教えることが効率よく出来ない限り、その他の教育など無理なのではないですか?

 

特段映像授業にこだわりがあるわけではありません。

映像授業に代わる良い方法があれば何でもいいのです。

 

中学生がより理解しやすい授業ができるようにすることが学習指導要領の変更(カリキュラムの変更)以上に重要なのではないか。

そんなことを思っています。

 

教師不足ということも聞きますが、それも映像授業でかなり解消されると思うのですが。

 

少なくとも、学習塾のように不人気講師や教え方が下手な講師は降格されるように、学校の教師間でも一般社会のような競争の原理と言えばいいのでしょうか。なんらかの選別があっても良いように思います。

 

今回の話はまるで教師にたいして喧嘩を売るような内容ではありますが、重要なことは教師を大切にするよりも、中学校の主役は中学生だということ。つまり、何が中学生たちにとって一番良いのか? 子供たちが一番大切であるということを伝えたいだけです。

 

一般企業が顧客とお店や販売者など顧客の対義語にあたるものという構図の中でいかにして顧客を大切にするかが重要であるのと同様に、中学校では顧客は中学生のはず。

だから、わがままな顧客でも大事にしろ、というように中学生を甘やかすというわけではなく、企業が顧客本位で動くのと同様に、中学校も中学生本位で教育を考えていって欲しいと願っています。