中学生の勉強に対する「やる気」を引き出す万能の方法はあるのでしょうか。

毎回の答えで申し訳ないのですが、あると言えばありますし、無いと言えば無いというのが私の本音です。

中学生のやる気を引き出す万能の方法はあるのか?

およそ勉強法ややる気に関するブログやホームページはほぼ商業目的と言いますか、業者によるものがほとんどですので、そのようなサイトではまるでそこで提供している方法が万能のように説明がなされていますが、万能のように記載されているものこそ信ぴょう性を感じません。むしろ怪しげに感じてしまいます。

 

もっとも、無いと言い切るのはもちろんのことあまり自信なさげに記載するのも入塾や販売に結び付きませんので、そのあたりのさじ加減が微妙ではありますが。

 

私の場合、このブログを読んで頂いた方々にそれ以上何かを提供するつもりもありませんし、提供するサービス(学習塾など)や商品(教材など)自体ありませんので正直なところをお伝えしているつもりです。

 

さて、話を本題に戻します。

中学生の勉強に対するやる気を考えた時に、2つの問題があるのです。

一過性のやる気とやる気の継続

ハッキリ言いまして、一過性のやる気であれば、つまりやる気にすることだけであれば比較的簡単なのです。

 

問題はそのやる気が実際に勉強をやるという行動にまで結びつくかということと、やる気を継続させることができるかどうかです。

 

さらに言えば、やる気から実際に勉強をするという行動に移すまではまだ簡単です。

しかし、それを継続するとなるとモチベーションの維持はかなりハードルが高くなります。

この点は、実感されている方も多いのではないでしょうか。

 

大人であっても何かをやろうと思った時、それが大好きなことであるか、望む結果がすぐに簡単に出るかでないかぎりモチベーションの維持は難しいですからね。

 

ところが、みなさんが中学生に望まれるのは後者のほう、難しいほうの継続性のあるやる気ですよね。

そもそも、どのようにしてやる気を引き出すのか?

一過性のやる気であれば引き出すことは比較的簡単だとは言いましたが、そもそも一過性のやる気にしてもどのようにして引き出せば良いのでしょうか?

 

その時点で既に困っていらっしゃる方も多いと思います。

 

私の経験から言いまして、親御さんがお子様(中学生)に勉強に対するやる気がないと困っている場合、中学生のお子様のやる気を引き出すことは一過性のやる気であればかなり簡単です。

話が少しそれますが、親御さんがお子様の勉強や進路に関して無関心な場合、お子様(中学生)にもやる気がなければ一過性のやる気とは言え引き出すことはかなり困難です。

少なくとも、親御さんがお子様の勉強について心配していたり困っていたりする場合は、まず間違いなく中学生のお子様もやる気の有無に関係なく「勉強をしなくてはならない」ことはわかっていますので、やる気にすることも比較的簡単なのです。

 

たとえば、学習塾に通わせた経験のある方ならば、実感されたことはないでしょうか。

 

塾の講師なり塾長と話をして、お子様が少しやる気になり、塾に通うことになったことはありませんか?

学校の教師は別にして利益目的で経営をしている学習塾であれば、少なくとも必ず1人は中学生をやる気にする術を持っているものです。ですが、そのやる気も一過性に過ぎず、維持できないのが現状です。

 

だからこそ、学習塾に通う中学生のうち、成績が上がる子の割合が2割に満たないという現状があるのですが。

 

この2割もないという現状はかなり深刻ですよ。

一般に進学塾と呼ばれる学習塾の場合、成績の上がる子の割合はもっと高いのが普通です。

 

なぜならもともとやる気も基礎学力もある子を選別して入塾させるわけですから成績は上がって当然です。

 

従って、進学塾ではもっと割合が高くなるのですが、それはすなわち進学塾ではない学習塾での成績が上がる割合は2割どころかもっと低いことを意味しますね。

家庭教師に至っては正確なデータの取りようもありませんが、私の感覚的な実感では学習塾よりもはるかに確率は低いです。

 

そして、中学生のやる気について悩まれていたり困っていたりされる場合、お子様は進学塾に通う中学生ではないことが普通です。

と言うことは、やはり中学生のやる気を引き出す万能の方法はないと言ったほうが良いのでしょうか。

最良の方法があるとしたら

私が持つ方法の中で最良の方法があるとしたら、お子様と私が直接個人的に面談して話をする機会を作ることしかありません。

 

たぶん、そのような機会をセッティングして頂ければ望むようなやる気を引き出すことは可能だと思います。

 

ここで「たぶん」と言いますのは、私も万能ではないからです。

中学生と言っても本当にいろいろなタイプのお子様がいらっしゃいますので、そのすべての中学生に対処できるかどうかは実際にやってみないことにはわからないからです。

 

やる気を引き出す術(方法)は心得ていますし、今までも多くの中学生のやる気を引き出してきました。

 

しかし、今後も絶対とは言えません。

さらに、これはあくまでも考えうる最良であって、実際に実現は物理的に不可能ですよね。

 

スカイプなどのテレビ電話のような感じならば随分と現実的かもしれませんが、残念ながら私もそこまで時間がありませんし、最初に申し上げた通り、私の場合はその後に何か売るもの(バックエンド商品と呼ばれるものです)があるわけではないので今まではボランティアでしたが、全員をボランティアで行なえるほどの余裕もありません。

 

それならば、・・・・・・ということで考えてみたのですが、中学生の方に向かって語り掛ける音声または動画(私の姿を映してもあまり意味がないので、見て欲しい図表などを映しながら語り掛けます)を公開することならばできるかもしれないと思っています。

 

しかし、一方通行の語り掛けはすべての中学生には響きませんし、柔軟な対応は当然できません。

ですので、私の「やる気を引き出す方法」を理解して頂いた親御さんのサポートがあれば、音声とサポートでかなり成果が出る可能性は上がるのではないかと思っています。

 

ただ正直なところ私にとってもそれは初の試みなので、どこまでの成果になるかはわかりません。

 

仏教の祖と言われるブッダ(お釈迦様)は説法というものを行ったと言われていますね。

決まり切った内容を伝えたのではなく相手に合わせて話をしたわけですが、ブッダでさえもそうなのですから、凡人の私に一定の方法論ですべての中学生の心を動かすことはできません。

 

ですので、いかにも絶対的なように伝えているやる気の引き出し方はあまり信用しないほうが良いかと思います。

また、このブログでは未定ではありますが上記のようなことも考えておりますので、あらかじめお伝えしておきます。